志賀高News
令和3年度 第2回読書週間
11月15日(月)~19日(金)まで、「心を育て、心を繋げる生徒指導」の取り組みの一つとして、第2回読書週間が実施されました。第2回の読書週間と同じく、朝の20分間の読書を通じて、生徒たちが自らの人間性を高めつつ、一日を落ち着いた気持ちで開始できること目指し行われました。また今回は、昼休みに図書委員が放送による本の紹介を行い、生徒たちが読書に向かう雰囲気をつくっていました。
その結果、生徒たちも思い思いの本を熟読し、まさに「読書の秋」にふさわしい1週間になりました。昨今、活字離れが危惧されていますが、これを機会に生徒たちにとって読書がさら身近になることを願っています。
志賀高生と高齢者との世代間交流会
11月18日(木)、3年生総合学科10名が、志賀町総合体育館で行われた「志賀高生と高齢者との世代間交流会」に参加しました。会には、志賀町老人クラブ連合会クラブ長、女性委員、民生児童委員協議会高齢者部会より、計55名の参加があり、世代を超えて、楽しい一時を過ごしました。
レクリエーションでは、志賀高校企画の「最後まで言えるかな」ゲーム、ハートをねらえ!と、社会福祉協議会企画の〇✕クイズが行われ、どれも盛り上がり、体育館に歓声が響いていました。また、今年度もフレイル予防体操「志賀人(しかんちゅ)体操」を一緒に行い、心と体の健康作りを呼びかけました。
閉会式では、代表の長萌さん(32H)が「志賀のじいちゃん、ばあちゃんは町の大事な宝物です」と述べたのに対し、民児協代表の堀部様は「こんな企画をしてくれる志賀高生こそ、町の大事な宝物です」とおっしゃって下さいました。生徒たちからは、「今までで一番、楽しんでコミュニケーションがとれた」「同じチームの方が、「今日はありがとう」と握手してくれて嬉しかった」と感想を述べる一方で、「もっと進行をスムーズにできたらよかった」と次回への課題も聞かれました。
参加して下さった志賀町の皆様、本当にありがとうございました。
石川県県民運動青少年ボランティア賞表彰式
11月18日(木)、石川県庁で健民運動青少年ボランティア賞の表彰式が行われました。本校からは、総合学科福祉系列が受賞し、代表の長萌さん(32H)、橋本望恵さん(32H)が谷本県知事より表彰を受けました。老人クラブ連合会との交流活動や高齢者世帯への見守り訪問、志っ賀りサポート隊の活動等の実績を評価していただいての受賞であり、大変、嬉しく思います。
緊張感でいっぱいの表彰式でしたが、2名の生徒からは、「私たちの活動をたくさんの人に知ってもらえて嬉しい」「地域の方々との交流で、私たち自身が成長できた。これからも活動を継続していきたい」と、受賞の喜びを聞くことができました。
総合学科は今年度を最後になくなってしまいますが、福祉系列がこれまで培ってきた地域との繋がりや福祉の心を、普通科福祉コースへと引き継いでいきます。
人権ライブラリーを活用した人権教育
11月17日(水)HR時に、人権感覚を育成し、自他の人権を守る実践力と行動力を養うことを目的として、人権ライブラリーを活用したDVD視聴が行われました。1年生は、北朝鮮当局によって拉致された被害者「めぐみ」、2年生は、インターネット「ネットいじめに向き合うために」、3年生は、「人権のヒント地域編」をそれぞれ学年ごとに視聴し、その後、感想文や意見交換などが行われました。
来月4日から10日までは「人権週間」です。私たちは、人権についての理解を深め、お互いに人権を尊重し合って、豊かな人間関係を作りましょう。
《生徒の感想》
◇1年生
・拉致という自由を奪う行為はあってはならないと思った。しかし、拉致以外にも日常生活で人を傷つけていることはあると思う。こうした小さなことからなくした方がいいと思った。
・北朝鮮の拉致問題について、子供を連れていかれる親の気持ちを考えると、とてもかわいそうです。なので、拉致問題が早く解決され、みんなが安心して暮らせるようになってほしいです。安心して暮らせる社会にするために、まずは、人に優しくするところから始めたいと思います。
・私たちが楽しく学校生活を送っている一方で、拉致されて苦しんでいる人がいるということを、DVDから改めて考えさせられた。今後、このような拉致やテロなどで理不尽に人権が奪われることがあってはならないと思う。
◇2年生
・どんな理由があろうといじめてはいけないし、いじめられている人の立場になって考えてみることが大事だと思った。
・ささいなことで人を傷つけてしまうこともあるので、これからは一言一言相手を思って発言しようと思いました。
・ネットやSNSの使い方で誰かの人権を侵害してしまうかもしれないし、自分にも起こるかもしれないのでネットを利用するときは気をつけようと思いました。
◇3年生
・自分とは違う考えや価値観を持つ人がいて当たり前。そのことを常に頭に置いておきたい。
・昔から言われていることや、大多数の人が言う「普通」が正しいとは限らない。自分の考えを相手に押し付けない。
・自分の意見を主張する時には、それが相手を傷つけることにならないか注意しないといけない。
・「かわいそう」という言葉は人を傷つけることもある。「かわいそう」は上から目線の言葉だと思った。
「志っ賀りサポート隊」活動報告
32Hの「志っ賀りサポート隊」メンバーは、一緒に活動してくれる仲間を増やすため、9月に1、2年生の教室を訪問し、広報活動を行いました。嬉しいことに2年生の4名が活動を希望し、研修を受けてくれました。
11月11日(木)、志賀町社会福祉協議会の依頼を受け、新メンバーを含む2名が活動に向かいました。今回の依頼内容は、利用者のお宅を訪問し、玄関や居間の清掃活動を行うことです。
先輩のサポート隊員から、清掃方法の指導を受け、「家でもよく拭き掃除をやってます」と慣れた手付きで掃除をしてくれました。
今後も、「志っ賀りサポート隊」の活動を行いながら、積極的にPR活動も行い、「お互い様」のこころを広げていきます。