瑞穂っ子ブログ

瑞穂小の日常

「瑞穂小Smileプロジェクト」の取材

5年生は,総合的な学習の時間に「瑞穂小のみんなを笑顔にするために!」をテーマにSmileプロジェクトを立ち上げました。「瑞穂小学校のみんなは笑顔なのか?」をスタートにして,瑞穂小の「笑顔」の現状を調べました。そして,今ある取組について見直し,これから具体的なSmile企画を考えていきます。
その学びの中で,他の小学校では,「みんなが笑顔になるために」どのような取組をしているのか参考にしたいということになりました

10月3日(月)は,羽咋小学校へ取材にいきました。羽咋小学校を代表して,計画委員会の8名の児童が,取組の様子を分かりやすく紹介してくれました。質問タイムでは,何とか情報を集めよう,自分達のプロジェクトの参考にしようと一生懸命に質問できました。

7日(金)は,2つのグループに分かれて,粟ノ保小学校,西北台小学校に行きました。2回目の取材だったので,1回目よりも緊張せずたくさんの質問をしていました。学校の中の掲示物を取材する際には,一つ一つを丁寧に説明していただきました。「なるほど~」と,たくさん写真に撮ることができました。

羽咋小学校,粟ノ保小学校,西北台小学校のみなさん
取材に協力していただき本当にありがとうございました。



 


2年生生活科「もっとおもしろく!みずほおもちゃランド⑤」

 今回の授業は,ミニおもちゃランド(演奏会)の改善点について,伝え合い,見直す活動です。
 学び合いの形式は「ワールドカフェ方式」です。ワールドカフェ方式とは,その名の通り世界中の人が集うカフェのように,いろんなグループを自由に回り,そこでグループのお店屋さん役から,説明を聞きます。ワールドカフェが始まると,9つのグループでそれぞれお店屋さん役とお客さん役に分かれます。お店屋さんは,自分たちのグループの改善点について,実物のおもちゃを示しながら説明します。お客さん役は,メモを持って,自分たちのグループに役立ちそうな情報をメモします。そればかりか,積極的に質問をし,聞きたい情報を聞き出すようにしています。

お店「わたしたちは,もっとおもちゃを頑丈にすればよかったという改善点がありました。」
お客「頑丈って,どういうこと?もっとくわしく教えてください!」
お店「(実物を持ちながら)ここのゴムが切れたり,ガムテープがはがれたりしたので,うまく演奏ができませんでした。」





 さて,お客さん役の子たちは自分たちのグループに活かせそうな情報を持ち帰り,それを共有します。2年生ではこれを「おみやげを広げる」と言います。どのおみやげが良いか,一つ選んでそれを書き記したり,自分たちの改善点を赤で訂正したり,付け加えたりします。





それから,クラス全体で改善点のことについて共有する時間に入ります。


 子供たちから出た改善点は,
「演奏する曲をもっと簡単にすればよかったです。」
「もっとみんなで音を合わせる練習をすればよかったです。」
「練習をさぼっても大丈夫だと思っていたけど,全然だった・・。」
「楽器を作りすぎて,大変でした。もっと少なくすればよかったです。」
というものでした。
 そして,まとめをした後で,授業の振り返りを書きます。振り返りの時間は黙々と書き続けます。鉛筆の走る音しか聞こえない,心地の良い沈黙の時間です。時間がきても,「もっと書かせて!」という子がほとんどです。書ききれないほどの思いや気付きが生まれたのでしょうね。





振り返りの紹介です。







 ワールドカフェ方式での学び合いは,本来高学年中心で実践するものですが,2年生でもお店屋さん役,お客さん役と役割をつくることで,自分のするべきことが明確になって,活き活きと活動しています。普段,グループで話合いをしても,ここまで活動的にはならないのですが,ワールドカフェ方式にすることによって活動量が大きく向上します。ですから,みんな「ワールドカフェは大好き!」と言っています。
 授業の最後に「今日のメモマスター,カフェマスターはだれだったかな?」と聞くと,子供たちは「○○さんが,上手に質問していたよ。」「○○さんの説明が分かりやすかったです!」と次々に友達の名前を挙げていました。名前を挙げられた子は照れくさそうにしていましたが,みんなから拍手をされると嬉しそうな表情を見せていました。
 今回の「音の出るおもちゃ編」では,「主体的で対話的な深い学び」の片鱗を見ることができました。次回からは,いよいよ「とばす・なげる・転がすおもちゃ編」に入ります。これからの遊びには,ゲーム性の要素が入ってきますので,ますます盛り上がりそうです。子供たちも楽しみに待っています。どうなることでしょうか,こうご期待です!(つづく)

2年生生活科「もっとおもしろく!みずほおもちゃランド④」

  第1回ミニおもちゃランドとして,音の出るおもちゃでの「演奏会」がありました。直前のリハーサルでは,みんな真剣に練習をしていました。前日に,計画通りに進められなかった反省もあったのでしょう。演奏会のギリギリまで,練習に励んでいました。

 いよいよ演奏会が始まりました。歌や手拍子に合わせて楽器を鳴らしたり,ダンスも付け加えたりして,どのグループも楽しい演奏を見せてくれました。 

 

  

 

   
  


 演奏をしている子も,それを見ている子も笑顔が絶えず,とっても和やかで楽しい演奏会でした。演奏会の最後には,音楽の教科書にのっていた「BINGO」の歌をうたいながら,全員で楽器を鳴らしました。

 


 さて,その後は教室に戻り,振り返りをしました。「どうすればもっとよい演奏ができたかな?改善点を見つけよう!」という課題を設定して,振り返りをしました。それぞれのグループで,ボードに改善点を挙げました。次回の授業では,この改善点を他のグループと伝え合って,それを見直します。明日の授業も,興味深い内容になりそうです。(つづく)

2年生生活科「もっとおもしろく!みずほおもちゃランド③」


 音の出るおもちゃ作りが順調に進み,いよいよミニおもちゃランドとして,「演奏会」を開くことになりました。各グループで自分の作った楽器を持ち寄り,様々なメロディを奏でます。もちろん楽器と言っても様々で,どの楽器も独創性に溢れています。子供たちは,モデル作品こそは参考にしましたが,他に一切説明書は見ていません。自分たちで,試行錯誤をし,工夫を重ねながらオリジナルの楽器を作りました。

 



 さて,演奏会に向けた練習の様子を見て回ると,
「先生!歌をうたってもいいですか!?」
「ダンスも入れたい!」
「音楽の教科書を見ながら,演奏します!」
と,各グループで工夫を凝らした演奏の仕方を考えているようでした。







 さぁ,いよいよ予定していた演奏会の時間になりました。
しかし,「まだ演奏はできません。」という意見が続出しました。
理由を聞きますと,
「いい演奏をしたいから,もっと練習をしたい!」
「男子が楽器の修理ばかりしていて,練習ができませんでした・・。」
「なかなか上手く演奏ができない・・。」
というものでした。そこで,みんなで相談をし,練習時間を増やすことにしました。



 演奏会を明日に持ち越したことによって,さっそく休み時間を使って練習を続けるグループがありました。「よりよいものを!」という子供たちの追求意欲が高まっています。さて,演奏会はうまくいくでしょうか。(つづく)

2年生生活科「もっとおもしろく!みずほおもちゃランド②」


 音の出るおもちゃ作りが始まりました。最初に,教師の作ったモデル作品を見せました。モデル作品は,「ギロ」と呼ばれる楽器をペットボトルと割り箸,竹串でつくりました。子供たちの前で楽器をギコギコと鳴らしてみると,「すごい!」「わたしもやってみたい!」という声がたくさん聞こえました。モデル作品によって,音の出るおもちゃ作りへの意欲がますます高まったようです。さっそく,子供たちは家庭から持ってきた身近な物を使って,音の出るおもちゃを作り始めました。一度,おもちゃ作りのスイッチが入った子供たちの集中はさすがです。一人で夢中になって作っている子や友達の手を借りながら作る子などその様子は様々ですが,みんなとても楽しそうに活動し,主体性,協働性がよく見られます。そして,出来上がったおもちゃは教師の想像を超えるオリジナリティ溢れる作品ばかりでした。完成品やおもちゃを使っての交流,振り返りは次回紹介します。(つづく)