志賀高日誌

志賀高News

1年次生 進路ガイダンス

 令和6年2月14日(水)5・6限目に「社会や各職業の内容・意義を理解し、なりたい自分をイメージできるようにする」ことをねらいとして、すごろくを使った「働き方&収入仮想体験ワーク」と、進路ガイダンスⅠ・Ⅱを行いました。進路ガイダンスでは、生徒の志望に合わせて、介護福祉士、コンピューター関連、自動車整備士、調理師など様々な講座が開かれました。

R5_1年次生 進路ガイダンス

災害ボランティアに参加して

 2月11日(日)、生徒14名、教員4名、計18名が災害ボランティアに参加しました。

 当日は、志賀町災害ボランティアセンターに集合し、オリエンテーションを受けました。依頼者への対応の仕方や、ゴミの出し方等の説明を受け、最後に、「無理せず、ニコッと笑える余裕を残しながら作業をしてください」とアドバイスをいただきました。

 活動先では、震災で被害を受けた建物等のがれきをトラックに乗せ、運搬する作業を行いました。生徒たちにとっては慣れない力仕事でしたが、黙々と、汗を流しながら作業をしていました。

 震災後、たくさんの方々から支援物資や炊き出し等のご支援をいただき、ようやく学校生活も元に戻りつつあります。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちを忘れず、微力ながら、復興に向けてお手伝いをさせていただきたいと思っています。

R5_災害ボランティア

「総合的な探究の時間」研究発表会

 2月2日(金)、「総合的な探究の時間」研究発表会が行われました。震災の影響で、予定していた志賀町文化ホールでの開催はできませんでしたが、本校を会場に、普通コース2年次生1班、ビジネス福祉コース2年次生1班、普通コース3年次生1班、ビジネス福祉コース3年次生2班が発表を行いました。その後、福祉コース全学年が授業で取り組んできた手話うた「島人(しまんちゅ)ぬ宝」を披露しました。

 会では、「町と海をキレイにするために」、「思い出が残る季節を感じられる宿泊施設」「学校広報」、「廃校活用イベント『志賀フェス』で地域をつなぐ」「高齢者のデジタルデバイドを解消しよう」など、多彩なテーマで発表が行われました。生徒は緊張しながらも前を向き、堂々と研究成果を発表することができました。

 今回の研究発表等でお世話になった地域の方々や、来賓の石川県立看護大学 川島和代 様、小幡康二 様をはじめ、ご出席いただきました皆様、関わっていただきましたすべての方々に対し、無事、研究発表を終えることができましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

R5「総合的な探究の時間」研究発表会

山下勝 教諭の大学後輩を中心としたボランティアの方々による炊き出し

 1月29日(月)放課後、正面玄関前で、山下勝 教諭の大学後輩にあたる伊藤繁徳 様(滑川市)と平野准矢 様(横浜市)を中心としたボランティアの方々、総勢8名による炊き出し(カレーライス・豚汁・紅はるかの焼き芋)150食分をふるまっていただきました。

 昼の12時から外気の寒い中、仕込みや設営等の準備をしていただきました。6限終了後、生徒たちは、3年次生から順番、2年次生、1年次生と並び、心がこもった温かくて美味しいカレーライスやとんこつ風豚汁、紅はるかの焼き芋を友達と会話しながら、パクパクと食べていました。

 まだまだ断水が続く志賀町内では、震災前の日常に戻るまでには時間はかかると思いますが、遠方から来ていただき心温まる炊き出しをいただくことで、私たちは、元気や勇気、何より笑顔になることができました。

 炊き出しの他に、山積みとなる段ボール箱いっぱいのカップラーメンや飲料水等の支援物資もいただきました。本日は、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。そして、ご馳走様でした。

R6_炊き出し

震災後の「志っ賀りサポート隊」活動報告

 1月25日(木)、志っ賀りサポート隊メンバー3名(32H)が、利用者宅を訪問しました。

元旦の大地震から、一人暮らしの利用者が無事であったか、どう過ごされているのか、生徒たちも心配していました。社会福祉協議会に繋いでいただき、ようやく訪問することができました。

車で向かう途中も、倒壊した家や道路の陥没が多く見られ、震災の被害について話がつきませんでした。利用者宅では、「ようこそ、にいちゃん達も元気でよかった」と笑顔で迎えられ、一安心。大きな被害が出ることなく、遠方のご家族の協力により、家の片付けも何とか落ち着いたとのことでした。

 断水し、不便な生活をされていると思いますが、それでもご近所の人と誘い合い、お風呂に行ったり、水や物資を届けてもらったり、一緒にお昼ご飯を食べたり、地域の絆がより強くなっていることを感じました。居間や玄関の掃き掃除や拭き掃除をし、利用者さんとおしゃべりを楽しみ、ほっこりして帰ってくることができました。

 震災で、生徒たちも被災し、家や学校でも不便な生活を送っていますが、地域でお互いに声を掛け合ったり、自分たちができる支援を行っています。

 これからも、お互い様の気持ちを大切にし、活動の輪を広げていきます。

R5_志っ賀りサポート隊

介護職員初任者研修 修了評価試験(実技試験)

 2年次後期から研修がスタートし、これまで介護の専門的知識・技術の習得を目指し、取り組んできました。震災後、十分に練習の機会をとることができませんでしたが、1月23日(火)、32H福祉コース7名が介護職員初任者研修の修了評価試験に臨みました。

 生徒たちは、2分間で問題事例に取り組み、利用者の心身の状況、好み、現在の思いを読み取ることが求められます。事例をもとに、介護方法や言葉かけを考え、5分間で支援を行います。「緊張して、頭の中が真っ白になった」、「危険行為がないよう、安全面に一番気をつけた」と様々な感想がありましたが、全員が利用者の状況をイメージし、言葉かけをし、精一杯支援にあたりました。

 震災を体験し、「避難所で生活していると、車いすの人や歩行が困難な人がおり、何か手助けしたいと感じた。福祉の勉強をしてきたからだと思う。」と話す生徒もおり、どの生徒も、1年半の研修で、大きく成長したことが感じられます。よく頑張りました!

 実技試験・筆記試験に合格した生徒たちには、卒業の日に介護職員初任者研修修了証が授与されます。

R5_介護職員初任者研修実技試験

北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」DVD視聴

1月24日(水)HR時、1年次生は、北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」DVD鑑賞を行いました。生徒の感想は以下のとおりです。

 ※1年次のみオンライン視聴も実施

 【感想】

・拉致問題は人の人権・身体に大きく侵害し、被害者家族にも大きな心の傷を残すとても許されがたい問題です。拉致問題の一日も早い解決を僕は願っています。

 ・私はDVD鑑賞をして、どうして北朝鮮が拉致をするのか理由はわからないけど、だからと言って関係のない人々を拉致するのは納得がいかないと思いました。それに最初に拉致された人が石川県の人と知って、私も安心してはいけない立場なんだと思い怖くなりました。

 ・普段普通の暮らしをしている人でも、このような事件に巻き込まれているという現実があることに胸が痛みました。拉致問題については聞いたことはあったけれど、誰が、どのようにということは知らなかった。横田めぐみさんの拉致について、いきなりのことすぎて、本当にこんなことがあったのかと疑うくらいでした。子どものために精一杯頑張る親の姿にもとても感動しました。このようなことが二度と起きないでほしいと思いました。

 ・今日、DVDを見て思ったことは、家族が急にいなくなって、突然普段とは違う生活を送ることは辛いことだと思いました。それだけではなく連れ去られた方もきっと不安でしかなかったと思います。拉致問題について、私は少しではあるけれど、テレビのニュースなどで見たことありました。実際にこのDVDを見て、家族が拉致された人たちがどのような思いで探していたか少しわかった気がしました。北朝鮮による拉致問題で捕まっている人が少しでも早く見つかり、解決してほしいと思いました。

R5_「めぐみ」DVD視聴

令和5年度 総合的な学習の時間研究発表会について

 2月2日(金)に延期となりました総合的な探究の時間研究発表会の会場は、志賀町文化ホールから本校会議室で行うこととなりました。(志賀町文化ホールから 志賀高校(会議室)変更)参観されたい方は、本校談話室にてオンライン視聴となります。日程は、以下のとおりで行います。

時間 内容 備考
09:45~09:55 開会挨拶(学校長) 来賓の紹介(畑中)
09:55~10:30

発表①【2年次 普通コース】

発表②【2年次 ビジネス・福祉コース】

発表③【3年次 普通コース】

1グループ 10分×3
10:30~10:40 休憩 (10分)
10:40~11:10

発表④【3年次 ビジネス・福祉コース】

発表⑤【3年次 ビジネス・福祉コース】

発表④10分

発表⑤15分

11:10~11:20 1・2・3年次 福祉コース 手話うた (10分)
11:25~ 講評(来賓)

県立看護大学

学部長 川島 和代 様

11:35~ 閉会挨拶(教頭)  
  振り返り(3年次 撤収作業・清掃)  

 

 

3学期始業式

 1月17日(水)、3学期始業式が行われました。登校できない生徒は、オンラインで参加しました。

3学期始業式校長あいさつは以下のとおりです。

「今ほどこの度の能登半島地震に係る災害でお亡くなりになった方々に再度黙とうを捧げたところです。また、被災された生徒、保護者等、教職員、志賀町民の方々に心よりお見舞い申し上げます。元旦から発生した能登半島地震で本校生徒、教職員の安否が判明し全員無事であることがわかったときの安堵感は、一生忘れることがないと思います。本当に良かった!心からそう叫びました。
 本来なら1月9日が始業式でしたが中止としながらも、「つながり」が大事な時だ!「つながり」は心の健康に不可欠だ!との想いから、昨日まで登校可能な生徒は対面で、登校不可能な生徒はICTなどを活用しながら、「つながり」を続けてきました。「それ、つらいよね」と聞いてもらうと心が軽くなります。聞いてあげる人も、1人で抱えず誰かに聞いてもらう、ケアし、ケアされるこんな循環が必要だからです。そして、最も大切な「学び」を止めないについても、本日よりオンラインも含めて全員で続けていきましょう。
 まだまだ日常を取り戻すことは難しいかもしれませんが、3年次生は、高校で学べるのもあと僅か、その後には学年末考査。2年次生は、9ヶ月後には就職試験解禁。進路実現に向けて、今できることを始めて行きましょう。1年次生は、3年後を見据えて自分の高みをしっかり持ち、学習活動に取り組んでください。
 3学期は短い、だからこそ、学校生活を充実させてください。さあ、ラストスパートです。頑張りましょう!」

PDF(126KB)R5_3学期始業式校長あいさつ.pdf

R5‗3学期始業式