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3/18 卒業証書授与式

 18日の10時より、卒業証書授与式を行いました。コロナ禍のため、来賓を少なくし、1家族2名まででお願いし、感染症対策を実施しての式となりました。式次第については、祝辞等を短くしていただいたり、卒業記念品等の授与を行う等工夫し、52分の式となりました。

 在校生・職員みんなの精一杯で、この1年最上級生と本当にがんばってくれた卒業生10人を送ることができたと思います。

 これからも皆さんの成長を見守っています!はばたけ、直っ子!

3/17 フラワーアレンジメントをしました。 

 直地区婦人会会長の上野さんと公民館の新出さんに教えていただき,フラワーアレンジメントをしました。卒業式なので,家族への感謝の気持ちを込めて作りました。慎重に,時には大胆に花をあしらっていました。材料は同じでもそれぞれの個性があふれる作品に仕上がりました。

3/17 卒業お祝い献立/大納言小豆の日

 本日の給食は卒業お祝い献立/大納言小豆の日ということで、赤飯、牛乳、トンカツ、揚げ入り大根なます、すまし汁、お祝いデザートがでました。六年生は小学校最後の給食。その影響か「いただきます」「ごちそうさまでした」の声がいつもより大きくなっていました。大納言小豆を使用した赤飯はとてもおいしくおなかいっぱいいただけました。デザートも甘くて皆うれしそうにしていました。次の給食からは六年生と一緒に食べられないと思うと寂しいです。中学校に行っても元気にいっぱい食べて育ってください!

3/11 かたつむりさん来校

 11日の朝は、かたつむりさんの読み聞かせがありました。今年度最後の来校です。今回は5人の方が来て下さいました。

 ちょうどこの日は、10年前に東日本大震災が起こった日です。4年生では、「つなみでんでこ はしれ、上へ」を読み聞かせていただきました。

 2011年3月11日。岩手県の海岸から400~500メートル地点にある、鵜住居(うすのまい)小学校と釜石東中学校の子どもたちが、午後の授業を受けているとき、地震がおきました。
その直後、小中学生600人が山への坂道を2キロにわたり走って逃げました。中学生は小学生と手をつなぎ、近くの園の園児たちをのせた台車をおしながら。ほとんどの子どもが津波から逃げのびた、「釜石の奇跡」といわれた実話です。これは、その実話をもとにした絵本です。

 主人公の小学生、「ぼく」のじいちゃんは、漁師。大槌(おおつち)湾の美しい海で魚をとって暮らしてきました。絵本からはいろんなことがつたわってきます。どこに逃げるか、一瞬判断に迷う先生。見つめる「ぼく」たちのまなざし。窓の外で中学生が逃げはじめたときの、教室の空気。
「車に、気をつけろー!」「川がわは、はしるなー!」と中学生が叫ぶ声。互いに励ましあいながら高台の“ございしょの里”へ、“やまざきデイサービス”へ、いや、もっと上の峠へ!避難場所がどんどん高くなっていく緊迫感……。

 親戚が被災し、釜石に通うようになった指田和さんが文を書き、本書はうまれました。昔から津波におそわれてきた東北地方には“つなみてんでんこ”という言い伝えがあります。てんでんこは、てんでんばらばらの意味。家族が信頼しあって、いざというときは、ひとりひとりがしっかり逃げる。けっして一家全滅などというつらくかなしい思いをしない、という意味がこめられているのだそうです。釜石ではこのとき、それでも多くの方々が亡くなりました。家も学校も何もかも流されました。伊藤秀男さんが描いた、圧巻の観音開きの絵の重みを、感じました。人間があらがえない自然災害。防災教育は、防災訓練だけではありません。いざというとき、じぶんのいのちをまもるのはじぶんだと、子ども自身が信じることが大事なのではないかと思います。
「いのちさえあれば、これからなんだってできるものな」
 ニッとわらった「ぼく」のじいちゃんの言葉と、描かれた海のうつくしさが、胸にしみます。いつか遭遇する自然災害を、いきのびる勇気が、心のどこかに、芽生える絵本でした。

 かたつむりの皆さん、一年間素敵な読み聞かせをありがとうございました。4月からもよろしくお願い致します。