2018年1月の記事一覧
第4回事例検討会が行われました
事例の概況は、「死にたい」と友達に話していたAさんの欠席が続き、心配した部活の友達(グループ)が教員にどうにかして欲しいと訴える、という内容です。ある対応がなされたため本人や保護者は落ち着いており、その詳細を口外せずそっとしておいて欲しいとの希望だったため、事情を知らないグループは学校が何もしてくれないと勘違いし、焦燥感と不信感を募らせてゆきました。頻繁にLINEで連絡を入れるのですが、Aさんから全く返信がありません。Aさんは、そのメールが来ること自体も重荷になって辛くなっています。友人思いのグループを、どう指導すると良いでしょうか。
支援のアイデアについては、
・グループ全体でなく、個々の生徒を見て、「Aさんはしんどいようだから、止めよう」と伝え、それを理解して友達にもそうするように話せる生徒を見つければよい。
・学校関係者が集まり、情報を整理しアプローチを協議すべき。外部につなげるとか、顧問が何をすべきか、など。
・グループに「Aさんのために、学校に何をして欲しいのか」を訊くとよい。
・グループのやったことはAさんのためを思ってやったので、まずは受け入れてあげてから、学校と一緒にやることを生徒にも考えさせるとグループの成長にも繋がる。いつ、誰が生徒にあたるかなど、担任だけでなく学校全体で考えるべきである。もちろん、学校だけでなく外部専門機関にも繋げてゆくとよい。
等々、高野講師からの助言も含め多くのアイデアが出されました。最後に浅田所長からは今後の参考にしてほしいと、実際の学校がとった対応も紹介されました。参加された皆さん、どうもありがとうございました。
今年もよろしく
今日は教室のある公園もすっかり雪化粧をして、寒さも一層厳しくなりました。
春に備えて少しずつ膨らみかけたデンドロビュームのかわいい蕾を見ていると、やがて来る日のために、今はじっと内にエネルギーをためつつある皆さんの姿が思い浮かんできます。
真冬にも関わらず鮮やかな花びらを沢山つけているインパチェンスにも、元気づけられますね。
風邪などひかない様に、元気で過ごしてください!!