やすらぎ加賀教室の1年間
第3回事例検討会を行いました
11月29日(金)15:30~16:50 加賀市教育総合支援センターにて、今年度第3回の検討会は、講師に金沢大学の原田克巳准教授を迎え、加賀市内の高校・特別支援学校、関係諸機関等から17名の参加を得て開催されました。
のぞみ教室の研修室には近く開催されるクリスマス会に向けての飾りつけがされて
おり、賑やかな雰囲気の中で会は進みました。
今回はいつものPCAGIP法ではなく、テーマに沿った座談会形式に変え、デーマは「学校不適応生徒について」としました。
参加者からは、「高校に入ったら登校できるようになった」「複数で同じ学校に進学したら、同じ境遇から互いの不足している学習面を補い合っている」「『夢がある』と言う生徒の思いを大切にすべきだ。ある例では意志を尊重して進路変更をした。」「言葉を交わし合う関係性が大切、SCに初めて自分のことを語るようになった」「親が学校に行かなくていいと言いつつ、“行って欲しい感”がにじみ出ているのは、ダブルバインディングで良くない」「登校できるようになった生徒は、『なぜ登校できなかったのか、なぜ登校できるようになったのか、自分でも分からない』と言っていた」「他にあるかも知れないけれど、今目の前にあって、今できる最善のことを考える」など、色々な話が出ました。
講師からは、「ネガティブ思考の人は不安を呼び込むタイプ。でも、人生何が起こるか分からない。良いことと悪いことが起こる確率は半々。」「今までに自分が躓いたこと、傷ついたことを考えると、不登校の生徒達とつながれることがあるので、それを言葉で伝え、分け与えて欲しい。」との助言を頂きました。
クリスマスリースも完成しました!
いろいろ、飾りつけのデザインを考えたり、細かな飾りを手作りしたりと、楽しく取り組んできましたが、
今日、ようやく飾り付けも終わりました。
職員の皆さんも一緒に作ったので、沢山できて賑やかになりました。
タペストリーを飾りました
まずは、学習室前には、スノーマンを!
その他、職員室などにも飾りましたよ!
細かな作業が多くて大変でしたが、とってもきれいに仕上がりましたね!
落花生を美味しくいただきました
SSWの先生も一緒になって皆でヨイショヨイショと引っ張ると、沢山のかわいいひょうたん型の実が出てきました。
すぐに水洗いして、塩ゆでしました。あつあつは最高の味!!
また来年も沢山植えて、みんなでワイワイ食べたいですね!!
秋の味覚満喫
先回のクッキー作りで調理室の使い方も要領よくなり、サクサクと作業できました。
左はリンゴとサツマイモを皮付きのまま一口大に切って生地に混ぜ、オーブンの天板に流し入れて焼いた豪快な感じのケーキです。リンゴの甘さも程よく、美味しかったです。
右のパウンドケーキは、チーズとサツマイモを5mm角に細かく切って混ぜたもので、チーズの塩味もちょっと効いたあっさり味のケーキとなりました。
ちょうどSSW(スクールソーシャルワーカー)の先生もいらしていたので、みんなで賑やかに頂きました。
タペストリー作りに挑戦
おしゃべりしながらも、一針ひと針を丁寧に刺しています。
完成が楽しみですね!!
サツマイモの収穫とリース作り
さて、この大量の蔓というか茎というか、これをどうしましょうか?? 柔らかい茎は摘んで食べることにしましたが、それでも沢山の廃棄物が・・・
考えた末に、今年はツルでクリスマスリースを制作することにしました!!
出来上がりは、こんな感じです!!
たくさん作ったので、ちょっと2020風に並べてみました。
三週間くらい乾かしたら、色々なデコレーションを着けて完成です。
どうぞご期待下さいね。
令和元年度「いじめ問題等児童生徒理解研修会」が開催されました
10月17日(木)15:30より、加賀市教育総合支援センター2F研修室において、石川県教員総合研修センター教育相談課の高野真一指導主事を講師に迎え研修を行いました。
この“いじめ問題等児童生徒理解研修会”は、やすらぎ加賀教室と加賀市教育総合支援センターのぞみ教室との共催で例年行っているもので、今回は『いじめの理解と対応』というタイトルでの研修となりました。中学校や高校の教員、加賀市関係機関担当の方など、16名の参加がありました。
まず、全員が「自己点検シート」に取り組み、いじめに対する考え方や感じ方、取り組み方について自身で振り返り、点検内容の解説を読んで自身が忘れかけていたり見過ごしがちだったりしているのはどのような点なのか、どうそれらを補っていけばよいか等について考ました。
その後グループで協議し一人ひとりの行動レベルで体制についての理解を再認識しました。ここではどのグループでも盛んに意見交換が行われ、その後発表し合った内容も大いに同感するものでした。この点検シートは、国立教育政策研究所が作成したもので、学校だけでなく保護者等を含む幅広い研修に用いることができるように改訂されたもので、参加者の中には学校関係者以外の方もいらしたので、保護者の立場からも考えや意見を聞くことができ、大変有意義なツールであることが実感されました。個人レベルから脱して、全体での温度差をなくし、行動を一元化するための良い機会となる方策として大変興味深い内容でした。
次に「いじめ防止対策推進法」について詳細な説明を受け、これまでの理解の再認識とともに、いじめの防止をより推進するための方策について考える貴重な研修となりました。
10月に入っても夏日!
教室に通っている生徒さんが取り組んでいるパズル、1000ピースの大作ですが完成間近です。
9月下旬には、クッキー作りをしました。
ちょっと焦げちゃったようですが、ご愛嬌!
最後の生地で”クッキーマン?”を制作、可愛くて食べられませんね。沢山焼いたので、皆さんにプレゼントしました。
今度はクリスマスに向けて、可愛いものを作ろうと計画中!!!
第2回の事例検討会を行いました
今回は、今年から当教室に新たに派遣されることになったスクールソーシャルワーカーの星野先生にも参加して頂き、いつものように、簡単な自己紹介からはじめPCAGIP法による事例検討を行いました。PCAGIP法は皆さんにも周知されてきており、運営もスムーズに進めることができ、また参加人数がいつもより少なかったので、質問など複数回行うことができ活発な検討会になりました。
今回は高校1年生の男子生徒で、家庭の事情やアルバイトのために欠席が多くなった事例でした。
支援のアドバイスとして、
・どうやったら学校に気持ちが向くのか、本人の興味や目的などを聞き色々なことに挑戦することをアドバイスする
・自分自身の居場所、頼られる場所を探す―学校の指導に慣れていないことも考える
・担任が楽しむことが大切
・(学校から離れることになっても)今後何かあったら相談に乗ると伝える、などが寄せられました。
お知らせ:「やすらぎ加賀通信」第129号もアップしましたので、ご覧ください。