あんなことこんなこと

子どもたちのこと

1学期終業式

 今日は1学期最後の登校日、5時間目に終業式を行いました。4月から今日までで登校日は71日になります。どの子も1日1日を大切にして過ごしてくれました。来週は通知表渡し保護者面談が行われますが、どの子も1学期のがんばりについて誉められると思います。
 今日は、全校385名全員登校、欠席0で一学期最終日を迎えることができたのはとってもうれしいことでした。終業式でもこのことを話し、「暑さに負けず、元気に過ごし」9月またここに集まり始業式をしましょうと話しました。また、校長の話の中でも、そのあとの生徒指導からの話しでも「いじめ」は絶対にダメだと話し、なかよく楽しい夏休みを過ごすよう呼びかけました。
 合い言葉は早寝早起き!明日から良い夏休みを送ってほしいものです。

すごい暑さの中で

 来週から夏休みだという今週、今まで経験したことのないような暑さに見まわれました。「37度!」体温より暑い(熱い?)風が吹き、校舎の中の方が涼しく感じるような日が続きました。熱風なので日陰に入っても涼しさを感じない程だったので、各教室は窓を全開にすることもできず、耐えるしかない日でした。職員室のクーラーも暑さのため故障してしまいました。
 この暑さの中、子どもたちはしっかり学習できていました。本当に感心しました。休み時間も体育館や外遊びをいつも通りしようとするので止めさせたほどです。でも、中には体温が上昇し気持ち悪くなり、保健室で休憩する子も出ました。長休みと昼休みは「クールダウン」できるようクーラーを効かせた図書室、学習室、ミーティングルームなどを開放しました。思ったほど涼みに来なかったので意外でした。
  

野菜パーティ 2年生

 毎日みんなでいっしょうけんめいお世話した野菜を収穫しました。今日まで野菜作りの指導をして下さった大徳さんをお招きしていっしょに食べました。作る前には栄養士の下先生から野菜の栄養についてならいました。
  

図工の作品 1.2年生

 1学期もいよいよ最後の週、のこすところ1週間になりました。来週は、通知表渡しで学校においでると思います。校内には1学期の図工の作品が各所に展示してあるのでご覧になっていただければと思います。写真は1年生「おひさまいっぱい」、2年生「すきことなあに」の作品の一部です。
     

地域の偉人を学ぶ 鶴彬

 今日ははるばる遠く岩手県の盛岡よりゲストティーチャーをお招きして、6年生が地域ふるさと学習をしました。先生のお名前は宇部功さんです。
 題材は川柳作家「鶴彬」です。鶴彬は、高松小学校のすぐそばで生まれ、平和を求めて戦争の悲しさを川柳にしてたくさん残した人です。石川啄木とも親しく、日本を代表する川柳作家です。29才という若さでこの世を去りましたが、短い一生を平和の希求のため精一杯生きたことを宇部先生より教えていただきました。
 授業後は、実際に近くに住む城戸さんから鶴彬の川柳がプリントされたティッシュ入れプレゼントしていただきました。城戸さんは校庭横の通学路で見守り隊をして下さっている方です。新聞とテレビの取材もありました。
 お世話下さった地域のみなさま、宇部先生本当にありがとうございました。

---児童の感想をいくつかのせます---

◆私は「手と足を もいだ丸太に してかへし」を聞いた時、こわいなと思いました。でも、これが戦争と関係のあるものだと聞き、こわさの他に、いけないことだ、悲しいことだとも感じました。戦争は、人を一生苦しませるものだと思うし、もし今、家族が死ににいくことになったら、私は絶対いやです。また、日本が負けると言ったり、負ける映画を放送したりしてはいけないという厳しさの中で、鶴彬さんがこのような川柳を書いた勇気がすごいと思いました。この川柳は戦争のつらさ、こわさ、苦しさなど、たくさんの意味をもっているものだと分かったので、やっぱり、戦争は何があってもしてほしくないと思いました。(葵)

◆鶴彬さんは、反戦の句を詠んだと聞いていたけど、今回鶴彬さんは人間愛あふれる人だと分かりました。鶴彬さんの句を読んで、戦争は始めるのは簡単だけど、戦わなくなってもずっとだれかが苦しんでいて終わらないんだとわかりました。「手と足をもいだ丸太にしてかへし」という句で教えてもらった。戦わされて、けがをして帰って来た人が、けがのせいで戦地に行く前にしていた農業ができずに、「死にたい」と思うほど苦しんでいると分かりました。「胎内の動き知るころ骨がつき」という句では、残された家族の苦しみを知りました。戦地に行ってなくても、戦いが終わっても、戦争の苦しみは100年も1000年も続いていくと思いました。だから、もう二度と起きないように戦争のこわさを伝えていくといいと思います。(縁)

◆私は、あまり鶴彬さんについて知らなかったけど、今回の授業で学んで、鶴彬さんは日本を平和な国にしたかったんだと思いました。わけは、鶴彬さんが書いた川柳からは戦争の苦しみや悲惨さ、つらさが読むだけで伝わってきました。そして、一つの川柳だけでたくさんの戦争にまつわる悲しい話がつまっているので、「戦争は絶対にしてはいけない」と鶴彬さんから教えられたように感じました。私は、日本が100年たっても200年たっても戦争しない平和な国であり、他の国も争いをしない平和な世界であってほしいと思いました。(千尋)