2013年1月の記事一覧
6年生 租税教室
昨日のテレビでは、税制対策として最高税率を40%か50%にするのか自民党と公明党で意見が分かれていましたが、年間所得の桁が違うので遠い世界の話に聞こえました。
さて、5限目に「租税教室」がありました。税金の種類や納め方、その使われ方などを大型テレビやプリントを使って学習しました。児童への質問で、「みんなは、税金を納めてことがあるか。」の問いに対して、全員「いいえ。」でした。消費税で税金を納めているという感覚は児童には内容です。
講師は、市の税務課の職員なので、これから学習する「税金」で分からないことがあれば、すぐにお答えしていただけます。
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アナフラキシーショック
昨日の新聞を読むと、ある学校で給食の食べ物によるアナフラキシーショックの死亡記事が載っていました。アナフラキシーは、一般にはスズメバチに刺されてショック死することがよく知られています。食べ物でも、そばを学校給食で食べて亡くなった子もずいぶん前に話題になりました。
そこで、学校でも食物アレルギーのある子に対しては十分注意をしていますが、学校給食の献立表をご覧になって、食べさせてはいけないと思われる場合は電話・連絡帳などを通じてお知らせ願います。そして、お子様にも「今日のこの料理は絶対食べないように。」、とはっきり伝えてください。
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3学期 始まる
いよいよ3学期が始まりました。
朝、校門で立っていると、元気の良い声で「おはようございます。」という低学年の声に対して、小さな声で「おはよう・・・」と、消えかかるような声の高学年。「この学校を引っ張るのは高学年だよ。」と心の中で高学年に「渇」を入れて、学校が始まりました。
始業式では、人間の脳の不思議についてお話しました。いじめや嫌がらせをすると、脳のホルモン「ノルアドレナリン」が増え、胃に穴があいたり早く死ぬようになったりすることを伝えました。一方、良いことをすると「エンドルフィン」が増え、心が落ち着いて、自分の体が快適になることを伝えました。大海小学校のみんながエンドフィンのホルモンを出すような環境になればいいと思いますね。
2限は、書き初め大会です。その画像をどうぞ。
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辻占と乃木希典
先日、金沢にしかない「福梅」と「辻占」のことを最後に書きました。
今日は、「辻占」について書いてみます。金沢へ行くと、お正月を迎えるのに「辻占」が売られています。一般に辻占は、3つ並べて上手く言葉を合わせて、楽しむと言われています。
さて、辻占にまつわる話と言えば乃木希典陸軍大将と辻占売りの少年の話。乃木希典が陸軍少将の時代、用務で金沢を訪れた時のことです。乃木希典は金沢で偶然、今越清三郎という少年に出会います。その少年は、辻占売りを営みながら一家の生計を支えていました。この姿に感銘を受けた希典は、少年を励まし、当時の1ヶ月分の生活費を手渡しました。今越少年は、「一生懸命努力をして、立派な人間になるように。」と言われ、後に金箔業の世界で成功し、大きな実績をあげました。
冬休みで、児童がまだいませんので、金沢について少し書きました。明日からは、また、大海小学校のことについて書きます。
なお、彼の生家跡前の主計町に下の顕彰碑が建っているそうです。
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初夢
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、正月2日の夜に回文「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」
という歌を枕の下に置き、この歌を3度読んで寝ると、いい夢を見ることができるという言い伝えがあります。室町文化は今の生活のもとですが、この歌も室町時代から続いているようです。
自分の父は、毎年正月2日の夜になると、この歌を声に出して詠んでいたことを思い出して書きました。このような日本にしかない初夢に対する文化を後世の人に伝えていきたいですね。
この歌には、ちょっとした言葉遊びがあり、波乗り(なみのり)→実り、長き世=長寿、平和 船(ふね)=不音ふね【読み方】(穏やかの意)などを掛けています。
なお、年賀状に宝船のイラストが使われるのもこの歌の名残りなのですよ。
また、正月に、福梅をたべましたか。辻占をしましたか。この2つも金沢独特のものですね。
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